行方調査の方法とは?探偵が行う調査手法と費用相場をあわせて紹介
大切な人との連絡が途絶えた時、多くの人は最終手段として探偵事務所に依頼します。探偵による行方調査は、専門的な技術や豊富な経験、広い情報網を駆使して行われるため、素人よりも行方不明者を見つけ出しやすいです。本記事では、プロの探偵が行方調査をどのように進めるのかについて解説します。探偵事務所に依頼する際の費用相場も紹介しているので、依頼を検討している方はぜひ参考にしてください。
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探偵が行う行方調査の主な方法
探偵は、調査対象者に関する断片的な情報をもとに、複数の調査手段を組み合わせて居場所を突き止めていきます。以下では、探偵が実際に活用する主な調査方法について詳しく解説します。
調査対象者の持ち物を調べる
調査対象者の部屋や持ち物から得られる情報は、行方を捜す手がかりとして重要です。以下は、対象者の部屋で確認する代表的な持ち物の例です。
- 財布
- 机
- メモ
- 領収書
- カバン
- パソコン
- スマートフォン
特に手帳やパソコン内のデータには、交友関係や行動の傾向が記録されているケースが多く、有力なヒントになる可能性があります。また、持ち出された荷物の量や種類から、計画的な外出なのか、事件に巻き込まれた可能性があるのかを推測できます。
SNSを確認する
近年の行方調査において、SNSのチェックは欠かせない手段となっています。FacebookやInstagramなどの投稿履歴から、本人の近況や居場所を把握できる場合があります。位置情報付きの投稿があれば、行動範囲を推測する際に役立ちます。また、コメント欄でのやり取りも貴重な情報源です。
データベース・ネットワークを活用する
探偵事務所には、一般の方ではアクセスできない情報源や、業界内での連携によるネットワークがあります。公的には入手できないような情報網を活用できる点が、探偵ならではの強みです。
聞き込み調査を行う
実際に足を運んで行う現地での聞き込み調査は、行方調査において重要な手段の1つです。探偵は対象者がよく出入りしていた場所や以前住んでいた地域を訪れ、周囲の人々から地道に情報を集めます。プロの探偵は、自然な会話の中から相手に警戒心を与えずに情報を引き出すため、効率的に証言を集められます。
張り込み調査を行う
張り込み調査は、対象者のおおよその居場所が判明した際に実施される手法です。対象者が出入りしそうな場所で待機し、行動を観察・記録することで、生活拠点や交友関係などの手がかりを得られます。
行方調査にかかる費用相場
探偵に行方調査を依頼する場合、100,000円~1,000,000円と、ある程度まとまった費用が必要になります。しかし、調査の難易度や得られている情報量によって金額は大きく変動するため、一概に「いくら」とは言えません。予算計画を立てる際は、相場だけでなく探偵事務所が適用している料金体系を把握しておくことが重要です。
料金体系は探偵事務所ごとに異なりますが、大きく分けて「着手金+成功報酬型」と「パッケージ料金型」の2種類があります。パッケージ料金型では、調査日数や調査員の人数などがあらかじめ設定されています。そのため、調査後に予想外の追加費用が発生しにくい点がメリットです。予算が限られている場合や、費用の見通しを立てておきたい方は、パッケージ型の探偵事務所を選ぶと良いでしょう。
自力で探しても見つからない場合は専門業者への相談を
本記事では、探偵が行う行方調査の方法と、費用相場について解説しました。行方調査は、時間の経過とともに手がかりが薄れる傾向があるため、早めに対応することが重要です。そのため、自力で探しても見つからない場合は、速やかに探偵などの専門業者に相談すべきです。探偵への依頼は安価ではありませんが、大切な人を見つけ出すという目的を考えれば、必要な投資と考えられるでしょう。