皆さん、こんにちは。

相談員のMです。

浮気調査のご相談に来られる方は、「証拠が欲しい」と思いながらも、心のどこかで「自分の勘違いであってほしい」と願っていることがあります。

ある日のご相談者もそうでした。

ご主人の帰宅時間が不規則になり、スマホを手放さなくなったことで不安を募らせていたのです。でも、「浮気かもしれない」と決めつけることへの罪悪感も感じていらっしゃいました。

私はまず、ご相談者様の感情を否定せずに受け止めるところから始めました。「不安になるのは自然なことですよ」とお伝えすると、彼女は少しほっとした表情になりました。
そのうえで、調査を通じて“事実を知ること”が、今後の選択肢を広げることにつながることもあるということをお伝えし、しっかり考えていただきました。

相談者様が自分の本当の気持ちに気づく事でしか、調査実行のご判断はできないと思ってます。

調査結果が出た後、彼女は静かに報告書に目を通し、「やっぱりそうだったんですね…でも、知ってよかった」と言われました。

探偵の調査は報告書が“ゴール”ではありません。

その結果をどう受け止め、どう生きていくかを考える時間も含めて、私たちの役目だと思っています。
ご相談の際は、答えを押しつけることはしません。相談者ご自身が「自分で決める」ことができるよう、支えるだけです。
その姿勢が、依頼者様の人生にとって本当に意味のある支援になると信じています。