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【探偵の証拠撮影の実態】決定的瞬間は積み重ねから生まれる

不倫調査で「一発逆転の証拠」が存在しない理由

皆さんこんにちは
調査員のOです。

探偵の仕事というと、「決定的な証拠を一発で押さえる」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし、実際の調査では、ひとつの瞬間を積み重ねていくことが最も大切です。

 

ラブホテル写真一枚では不十分とされる理由

例えば、不倫調査の場合、ラブホテルの出入り写真一枚だけでは証拠能力としては弱いとされることがあります。相手が仕事の打ち合わせでホテルのカフェに入った可能性もある、たまたま体調が悪く介抱していた(介抱されていた)といった言い逃れが可能だからです。

 

行動パターンの分析が“確実な証拠撮り”の基礎

そのため私たち調査員は、まず対象者の行動パターンを把握するところから始めます。通勤ルート、よく使う駅、勤務先周辺の飲食店などを地道に記録し、そこから“予測”を立てていきます。依頼者様から事前情報をいただきながら、連携を取って確実な証拠撮りを目指すということです。

 

不審な動きが出た瞬間を逃さない“観察力”

ある日、対象者が普段と違うルートを選び、見知らぬ女性と合流した瞬間がありました。私たちはそこで距離をとりながら尾行を継続し、数時間後、二人が手をつないでホテルに入るところを複数角度から撮影しました。

 

ホテルの出入りを複数回押さえることで証拠能力が高まる

その後、時間差で出てくる様子も記録し、最終的に複数回にわたる同様の行動を押さえたうえで報告書を提出。裁判でも有効な証拠として評価されました。

 

探偵の仕事は「予測・観察・我慢」の積み重ね

探偵の調査は、「カメラを向けてすぐに撮る」といった映画のような世界とは違い、予測・観察・我慢の連続です。

正直、地味で疲れることも多い。調査時間が夜中から朝までかかることもあります。それでも私たちはこの仕事に誇りを持っています。

 

一枚の証拠写真が“重みを持つ理由”

証拠は、決して偶然に撮れるものではありません。日々の観察と積み重ねがあってこそ、たった一枚の写真が重みを持つのです。

 

 

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