張り込み中は暇?張り込み中の「音」と「匂い」
皆さんこんにちは。
調査員Oです。
探偵の張り込みと聞くと、じっと座って対象を待つイメージを持つかもしれません。
その通りですが、当然暇になるというわけではありません。少しでも油断すると、いざ対象が出てきた時に探偵は素早い対応を取ることができません。
実は張り込みの間、五感を研ぎ澄ませる必要があるのです。
とくに私たち調査員が重視しているのが「音」と「匂い」です。
ある深夜の張り込み中、車中で静かに対象の帰宅を待っていたとき、遠くから微かに聞こえる足音がしました。マンションの入り口に目を向けると、女性と一緒に歩く対象者の姿が。
光の反射や木々の影に注意しつつ、二人の様子を連続して撮影しました。
そしてもう一つ、匂いの記憶も大切です。対象が香水を変えたことにより、付き合う相手が変わったと推察できた事例もあります。
記録には残らない、でも現場でしかわからない“空気の違和感”をいかに拾うか。これが、結果を左右することもあるのです。
調査はただの技術ではありません。人の暮らしを読み解く、静かな観察の連続なのです。これは経験を重ねないといけません。
私たち調査員は調査業を、仕事である以上に「人間を見つめる営み」だと思っています。
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