柏市 法人調査

事例内容
営業に出ているはずの社員が…コンビニ駐車場で仮眠・パチンコ三昧
ある中小企業の代表取締役様より、「営業マンの勤務実態について確認してほしい」というご相談をいただきました。
「ここ1年ほど、営業スタッフの成果が極端にばらついていて、報告内容と実績が合わないことが増えてきた。もちろん努力して結果が出ないケースもあるとは思うが、どうも“そもそも営業活動をしていないのでは”という疑念が拭えず、管理職としての感覚がモヤモヤしている」とのこと。
依頼者様は、日々数字と向き合う立場として「スタッフを信じてきたが、会社の業績を上げなくては社員を食べさせられない。感情ではなく、事実に基づいて今後のことは判断したい」と考え、今回の調査をご依頼されました。
成績不振の2名に対し、勤務中の行動を調査
弊社は依頼者様にスタッフ一人一人について、調査のご予算についてヒアリングをさせていただき、成績不振の2名に対し、勤務中の行動を1週間調査するように提案をいたしました。
対象者は、いずれも営業職の20代男性社員2名。直近3ヶ月で目立った契約実績がなく、「外回りの時間が長い割に成果が出ていない」と上長からも問題視されていた人物です。
調査は平日の勤務時間帯に実施。
出勤後、営業車で外出する2名をそれぞれ尾行し、実際に営業活動を行っているかを確認しました。
【調査結果:社員A】
午前10時に社用車で会社を出発。
一見、得意先訪問のように見えたが、30分ほど走行後、郊外のコンビニ駐車場に停車。エンジンをかけたまま座席を倒し、仮眠している様子を確認。
1時間半ほど睡眠後、得意先訪問に向かった。
30分後、得意先から出てきた社員Aは近くのスーパーで昼食を購入。その後も新規の営業訪問の形跡はなく、午後も別の公園の駐車場で長時間の滞在が確認された。長時間スマホゲームをしていたと思料される。
【調査結果:社員B】
出社後、営業車で柏エリア郊外へ向かう。
1時間程度営業車を走らせた後、パチンコ店へ入店し、約3時間滞在。
午後は駅前のファストフード店でスマホ操作をしながら2時間ほど過ごし、訪問先や業務資料を持ち歩く様子は見られなかった。
その後、定時ギリギリに帰社し上司には「得意先からの打ち合わせが長引いた」と話をしていたとのこと。
管理職の直感は“正しかった”。経営判断の裏付けに
調査報告書を受け取った依頼者様は、「ここまでひどいとは正直思っていなかった」とショックを隠せないご様子でした。
「本人たちからは“頑張っています”“今月はいけそうです”と前向きな報告ばかりだったので、かえって裏切られた気持ちです」と静かに語られました。
ただ、依頼者様はスタッフに対しても愛着は残っていたので「たまたま1週間はサボっていただけかもしれない、モチベーション含めて面談をして判断をしたい」とのこと。
その後、証拠をもとに両名と面談を行い、事実確認のうえで1名は営業スタッフとして残り、もう1名は配置転換の対応を実施。
社内には事実を共有した上で、「今後は勤務実態に関する管理体制を強化する」と通達を行い、他の従業員にも規律が生まれる結果となりました。
依頼者様の声
「部下を疑うのは嫌だった。でも、経営者として“結果が出ない理由”を明確にしなければ、他の真面目な社員たちにも失礼になると思った。もしかしたら規律が緩かったことでスタッフのモチベーション低下につながっていたかもしれない。経営者として反省していますが、今回の調査で、組織としての信頼回復につながる第一歩が踏み出せました」とのお言葉をいただきました。
担当者コメント
法人からの素行調査は、「疑いたくないけど、確認しなければならない」ケースが多くあります。
特に営業職・外回りの職種では、数字だけでは見えない“実態”が存在します。
感情ではなく、事実に基づいた経営判断のために、調査という選択肢をご活用ください。
調査エリア | 柏エリアより車両で1時間半圏内のエリア |
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調査日数 | 7日 |
費用総額 | 110万円 |
調査人員 | 4名(対象者員1名につき2名) |
調査車両 | 四輪2台、二輪2台 |