人の行動や生活パターンを調査する素行調査は、さまざまな場面で必要になることがあります。プロの探偵に依頼する方法もありますが、「やり方さえ知っていれば自分でできるのではないか」と考える方も多いのではないでしょうか。本記事では、自分で素行調査を行う方法やメリット・デメリットについて解説します。素行調査を自分で行うか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間：3分

自分で素行調査を行う方法

工夫次第では、素人でも素行調査を行うことは可能です。ただし、方法を誤ると違法行為に発展するおそれがあるため、慎重に行動しましょう。以下では、自分で行える素行調査の方法を紹介します。

スマートフォンを確認する

最も有力な情報源になるのは、対象者が日常的に使用しているスマートフォンです。メッセージの履歴や通話記録、位置情報アプリの履歴などの確認により、行動パターンや交友関係が把握できる場合があります。ただし、本人の同意なくスマートフォンを無断で確認することは、プライバシーの侵害にあたる可能性が高いため注意しましょう。

知り合いに聞き込みを行う

対象者の行動を知っていそうな同僚や共通の友人に、それとなく話を聞く方法も効果的です。直接的に聞くと警戒されやすく本人の耳に入る可能性もあるため、日常会話に織り交ぜながら情報を集めましょう。

尾行する

尾行は対象者がどこに行き、誰と会っているかを確認する際に効果的な手段です。ただし、尾行には高度な技術が求められます。気付かれてしまうとのちの関係の悪化につながりかねないため、素人が行うにはリスクが高いです。

張り込みを行う

特定の場所で対象者の出入りや同行者を観察する張り込みも、自力で行える調査方法の1つです。ただし長時間の張り込みは、体力的にも精神的にも負担が大きいため、食べ物や防寒具などを準備し、計画的に実施することが大切です。

素行調査を自分で行うメリット・デメリット

自分で素行調査を行う方法には、コストや即日性といったメリットがある一方で、収集できる情報には限りがあります。以下では、自分で素行調査を行った場合に得られるメリットと、考慮すべきデメリットについて詳しく解説します。

素行調査を自分で行うメリット

素行調査を自分で行う最大のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。探偵事務所に依頼すると、調査の内容や期間によっては数10万円かかることもありますが、自分で行えば探偵事務所に支払う費用を節約できます。

また、自分にとって都合の良いタイミングで調査を始められる点も特徴です。探偵に依頼する場合、相談や契約などの手続きに時間がかかることがありますが、自分で行う場合はその場で判断し、すぐに行動に移せます。

素行調査を自分で行うデメリット

素行調査を自分で行うデメリットは、情報収集の精度に限界がある点です。素人の場合、専門知識や経験がないため、重要な情報を見落としたり、調査に時間がかかったりします。他にも尾行や張り込みはバレやすいため、相手との信頼関係が壊れるリスクもあるでしょう。さらに、行き過ぎた調査が違法行為に発展する可能性もあるため、慎重に行う必要があります。

素行調査を探偵に依頼するメリット・デメリット

素行調査を探偵に依頼する場合、調査の質や安全性において多くのメリットがありますが、選び方に注意が必要です。以下では、素行調査を探偵に依頼する場合に得られるメリットと、考慮すべきデメリットについて詳しく解説します。

素行調査を探偵に依頼するメリット

探偵に依頼する最大のメリットは、調査力の高さです。尾行や張り込みはもちろん、高性能な撮影機材などを活用し、精度の高い情報を収集してくれます。また、探偵が作成した調査報告書は、裁判で証拠として使えることがあります。

素行調査を探偵に依頼するデメリット

探偵に依頼する最大のデメリットは、費用がかかることです。短期間で終われば数万円程度で済む場合もありますが、長期調査や複数の調査員が必要な場合は、1,000,000円を超えるケースもあります。また、すべての探偵事務所が同じ質のサービスを提供しているわけではありません。信頼できる探偵事務所を選ぶために、サービス内容や口コミの事前確認が重要です。

目的と状況に応じて素行調査を行う方法を選択しよう

素行調査は、調査目的や状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。また、方法に関わらず法律を守り、相手の権利を侵害しないよう十分に配慮しましょう。