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調査結果を「活かせるか」は報告の質にかかっている

皆さん、こんにちは。
統括部長のTです。

 

私たち探偵が行う調査のゴールは、「真実を明らかにすること」だけではありません。
本当の意味で大切なのは、その結果が「依頼者にとって使える形になっているかどうか」です。

たとえば、どれだけ鮮明な証拠写真を撮影しても、それが依頼者や弁護士にとって分かりづらければ、その証拠の価値は半減してしまいます。
だからこそ、私たちが最も神経を使うのが「調査報告書の質」です。

報告書には、写真だけでなく、時系列の行動記録、対象者の特徴、周囲の状況、使用した交通手段まで細かく記載します。
さらに、使用される場面を想定し、誰が読んでも理解できる平易な言葉でまとめるよう徹底しています。
専門用語を多用せず、かといって曖昧さも残さない。
このバランスをとることが、実は一番難しく、かつ重要なポイントです。

ある弁護士の方から、「まごころグループさんの報告書は非常に使いやすい」と評価をいただいたことがあります。
それは、調査内容を正確にまとめるだけでなく、法的に必要な要素が整理されていたからです。

その報告書を基に、相手方との交渉や裁判資料作成がスムーズに進んだと言われ、嬉しく思いました。

また、依頼者の多くは、報告書を読むのが人生で初めてという方ばかりです。
だからこそ、ページを開いた瞬間に圧倒されるのではなく、「読めば分かる、だから安心できる」と思ってもらえる構成を心がけています。
その様な心理的な面でも、報告書の伝え方は重要です。
感情的に混乱している状態で事実だけを突きつけても、依頼者が前向きに次のステップを選べるとは限りません。
「この報告は、あなたがこれからの人生を決めるための“材料”です」とお伝えし、必要に応じて一緒にページをめくりながら説明します。

報告書は、ただの“紙の記録”ではありません。
それは、依頼者が今後の道を決めるための“人生の設計図”になり得るものです。
調査結果を「活かせるかどうか」は、調査報告の質にかかっています。
そしてその質は、現場の技術だけでなく、依頼者へのまごころある視点から生まれると私は信じています。

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