市川市での調査、予想外の展開に学んだこと
皆さん、こんにちは。
調査員Oです。
市川市内で行ったある調査は、当初の予想とはまったく違う展開となり、改めて探偵の判断力と柔軟性の重要さを学ぶ機会となりました。
対象者は40代の会社員男性。依頼者からは「同じ女性と定期的に会っているようだ」との情報があり、いわゆる不貞行為の証拠を押さえたいというご相談でした。
私たちは、依頼者様と入念に打ち合わせをして、事前に対象者の生活圏や行動パターンを調査し、ある程度の予測を立てて尾行を開始しました。
実際に対象者が女性と接触する場面は確認できたものの、その内容が毎回異なり、読みにくい動きが続きました。
ある日は夕食をともにしただけで別れ、別の日には複数の女性と会う様子も見られました。
「この人、どうやら同時進行で複数人と会っているな…」という仮説が生まれ、調査方針を一部修正。
特定の相手との関係だけを記録するのではなく、複数の行動パターンと接触履歴を時系列で網羅するように切り替えました。
その結果、3週間にわたって記録した行動の中で、ラブホテルの利用が2名の女性と確認されました。
また、平日深夜の送迎や、誕生日プレゼントを手渡す様子など、親密さを裏づける行動も複数記録されました。
これらを丁寧にまとめた報告書を依頼者に提出したところ、「想像以上に複雑な関係だったことに驚いた」との声をいただきました。同時に、「冷静に調査してもらえてよかった」ともおっしゃってくださいました。
私たち調査員にとって重要なのは、先入観にとらわれず、現場で起きていることをありのままに記録し、証拠としての価値を高めることです。
事実を曲げずに積み重ねる。その結果が、依頼者の判断を支える材料となるのです。
この調査は、予定通りの結果が出ないからこそ、細やかな観察と柔軟な対応が求められることを再認識させてくれました。
私たち調査員は常に、「今、目の前で起きている事実」に正直であることを大切にしています。